戯れ言葉

自作A47ヘッドホンアンプの物理特性

カテゴリ:ヘッドフォンアンプ
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2014082100 A47 SchemEq  
(訂正:R106,206 は22Ω)

上記回路は私が以前作った A47ヘッドホンアンプ の回路図で,
これは こちらのサイト を元に私なりの変更を行ったものです。
なお回路図中の赤色の素子は原回路図通りの位相補正の為のCR です。

ファンクションジェネレータも買ったことなので色々と測定してみることにしました。


2014082101 A47 MeasBlock
測定系の系統図です。
この図以外に
ヘッドフォンアンプの入出力にはオシロスコープを接続しています。

ヘッドフォンアンプのオペアンプは例の 一度チンチンに焼けたLT1364
負荷は1/2W 33Ω の抵抗をパラにして、16.6Ω としました。
私のカナル形イヤフォンが16Ω なので。

今回は位相補正用のCR を外しての測定です。


2014082105 A47 In-Out Meas
1kHz 正弦波による入出力特性です。
歪率はTHD+N ですが、あくまでも出力クリップ点を見るための参考です。
また、歪率測定は1Vrms を越えると、
この測定系でクリップしますので、
ヘッドフォンアンプへの入力電圧が5Vrms  以上では、
ソフト側で入力レベルを下げています。
これでこのヘッドフォンアンプの最大出力電圧は0.08Vrms 強(約40mW )と知れます。
このときの入力電圧は4Vrms で、CD デッキとかの直接続時では充分な値です。
事実、私のイヤフォンでは充分な音量で、
ヘッドフォンアンプで、電圧利得は要らないのかも。
(このアンプの電圧利得は-6dB !)
他にヘッドフォンを持ってないので検証は出来ませんが。


2014082112 A47 LT1364 f-spec non EQ
次に10Hz ~1MHz の周波数特性です。
出力電圧を1kHz で最大出力の約1/10 の0.1Vrms になるように入力電圧を固定し、
負荷抵抗も同じ16.6Ω で測定したものです。

700kHz 近辺にピークが出来ています。
さすがにLT1364 。
超高域まで延びてますねぇ。
とは言っても他のオペアンプでの測定はしてないので、
なんの比較にもなってませんが。


2014082113 A47 LT1364 100kHz square non EQ

これは100kHz 時の方形波の応答特性。
上が入力で、下が出力です。
高域の暴れが出ています。


LT1364 のDataSheet では小容量のコンデンサを入出力間に入れるようの記載があります。
NFB に入っている10pF は付けるべし?

あと、電圧利得が要らないのなら、
ユニティゲインアンプにして、入力に入ってるアッテネータは取る。
と言う方向で実験かな。

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