サウンドI/F(オーディオインターフェイス) と WaveSpectra とその性能
ファンクションジェネレータ(AFG-2005)を使用して
フリーのスペアナソフトWaveSpectra と
サウンドI/F(オーディオインターフェイス)の
SoundBlaster X-Fi Surround 5.1 Pro の組合わせでの
特性を確認します。
測定のブロック図(系統図)は下記の様になります。

PC とWaveSpectra の設定はちゃんとやっておきます。
これが正しくないと思わぬデーターとなり誤った評価を出してしまいます。
事実、私もとんでもない結果となり、最初から全ての見直しとなりました。
まずPC 側でのサウンドI/F の設定が必要ですが、
その前のドライバのインストでは、
サウンドI/F のドライバや適応ソフトは
提供メディア(CD 等)での導入が必須で、
Windows のOS 任せだけのドライバのインストだけでは
思った動作をしてくれませんでした。
で、PC の設定ですが私の場合は下記の通りです。

タスクバーのスピーカのアイコンから録音デバイスを選び、
無効なデバイスの表示をチェックして✔マークを入れ、

使用するサウンドI/F の入力を有効にする。

このデバイスを聴く
は、ヘッドホン出力やLINE OUT から
音を出したいときにチェック。

マイク入力を使用し一般マイクを使うときは
マイクブースト にチェック。

レベルは最大。

詳細タブでビットとレートを最大に。

こちらはWaveSpectra の設定。
デバイス欄をPC と合わせます。
録音デバイスのフォーマットも。
窓関数はHanning にしています。

ファンクションジェネレータの出力をLINE IN L に接続し
出力はOFF
LINE IN R はショート。
L チャンネルのスペクトルです。
上段真ん中に表示させたレベルメータで
残留雑音が
L :-68dB R :-78dB と知れます。
左上部にレベル最大値の周波数が出てます。
60Hz と表示されてますのでハムノイズが乗ってます。

PC 側の音量調整は最大にしておいて
ファンクションジェネレータのレベルを上げていくと、
あるレベルを境に高調波が激増します。
この点がクリップ点で、その直前が最大定格入力となります。
上の画像はそのレベルでのスペクトラムです。
ファンクションジェネレータの出力は1Vrms、
WaveSpectra の指示値は
ちゃんと0dB(V)(1Vrms )を指してますから、
この状態で、正確な低周波電圧計として利用できることが判りました。
(びっくり!)
また、サウンドI/F の最大定格入力も1Vrms と切りの良い数値ですから、
適当な数値でないことが判ります。
まぁできれば1.228Vrms の0VUにして欲しいところですが。
(後日追実験予定。サウンドI/F の最大入力はもっと高いのかもしれない)
ノイズのレベルが全体的に上がってますから
これはファンクションジェネレータのノイズ?
ファンクションジェネレータの性質上高調波成分は、
上図、スペクトラムで判然とするように奇数次の高調波のみです。
このときの全高調波歪率は0.08% を指してます。
(サンプリングの性質上約50kHz LowPass ∞ ?)
次に周波数特性を見てみます。
レベルを1/10 の100mV (-20dB )入力にして
周波数をゆっくり変えてみました。

1kHz

10kHz

40kHz
20Hz ~40kHz 間でフラットですから優秀です。
このサウンドI/F はマイク入力を持ってまして、
そのことに最近気づきまして、
大昔に買った安物のステレオマイクをつないでみると、
ノイズも少なくいけます。
雷を録音してやろうと待ち構えているのですが、
私の街は豪雨もなく今のところ平穏で・・・・・・
そのマイク入力

無入力:残留雑音はこれで見るとひどいです。
なんか聴感上の印象とかなり違います。
2016 06 09:追記
このFFT は1/N oct (オクターブ)バンド幅で測定しているのではなくて
周波数を等分割して測定しています。
このため低域に向かって3db/oct でレベルが上昇しているんだと思われます。

LINE 入力時と同じようにクリップレベル(最大入力)を調べてみます。
入力電圧が9mV 近辺ですが、ファンクションジェネレータの下限近辺での測定なので、
ノイズがすごいですねぇ。
(測定系の問題かも?)
このときWaveSpectra は0dBV を指してますから、
このサウンドI/F のマイク入力の基準スペックは、
入力感度-40dBV 利得40dB
と推測されます。
今回のWaveSpectra の指示値が実際値に適合していることは、
色々便利です。
で、マイク入力の周波数特性を入力5mVrms で確認。

1kHz

20kHz
可聴帯域でフラットなので優秀。
音場測定(再生される部屋を含めた音響測定)では充分な性能を有してます。
もっとも音場特性でのマイクはコンデンサータイプが殆どなので、
マイク電源(ファントム電源)をどうするかの問題は残りますが。
雷
はやく鳴らんかなぁ
2014 08 04
SoundBlaster X-Fi Surround 5.1 Pro の最大入力は
LINE で2Vrms、MIC で180mVrms でした。
フリーのスペアナソフトWaveSpectra と
サウンドI/F(オーディオインターフェイス)の
SoundBlaster X-Fi Surround 5.1 Pro の組合わせでの
特性を確認します。
測定のブロック図(系統図)は下記の様になります。

PC とWaveSpectra の設定はちゃんとやっておきます。
これが正しくないと思わぬデーターとなり誤った評価を出してしまいます。
事実、私もとんでもない結果となり、最初から全ての見直しとなりました。
まずPC 側でのサウンドI/F の設定が必要ですが、
その前のドライバのインストでは、
サウンドI/F のドライバや適応ソフトは
提供メディア(CD 等)での導入が必須で、
Windows のOS 任せだけのドライバのインストだけでは
思った動作をしてくれませんでした。
で、PC の設定ですが私の場合は下記の通りです。

タスクバーのスピーカのアイコンから録音デバイスを選び、
無効なデバイスの表示をチェックして✔マークを入れ、

使用するサウンドI/F の入力を有効にする。

このデバイスを聴く
は、ヘッドホン出力やLINE OUT から
音を出したいときにチェック。

マイク入力を使用し一般マイクを使うときは
マイクブースト にチェック。

レベルは最大。

詳細タブでビットとレートを最大に。

こちらはWaveSpectra の設定。
デバイス欄をPC と合わせます。
録音デバイスのフォーマットも。
窓関数はHanning にしています。

ファンクションジェネレータの出力をLINE IN L に接続し
出力はOFF
LINE IN R はショート。
L チャンネルのスペクトルです。
上段真ん中に表示させたレベルメータで
残留雑音が
L :-68dB R :-78dB と知れます。
左上部にレベル最大値の周波数が出てます。
60Hz と表示されてますのでハムノイズが乗ってます。

PC 側の音量調整は最大にしておいて
ファンクションジェネレータのレベルを上げていくと、
あるレベルを境に高調波が激増します。
この点がクリップ点で、その直前が最大定格入力となります。
上の画像はそのレベルでのスペクトラムです。
ファンクションジェネレータの出力は1Vrms、
WaveSpectra の指示値は
ちゃんと0dB(V)(1Vrms )を指してますから、
この状態で、正確な低周波電圧計として利用できることが判りました。
(びっくり!)
また、サウンドI/F の最大定格入力も1Vrms と切りの良い数値ですから、
適当な数値でないことが判ります。
まぁできれば1.228Vrms の0VUにして欲しいところですが。
(後日追実験予定。サウンドI/F の最大入力はもっと高いのかもしれない)
ノイズのレベルが全体的に上がってますから
これはファンクションジェネレータのノイズ?
ファンクションジェネレータの性質上高調波成分は、
上図、スペクトラムで判然とするように奇数次の高調波のみです。
このときの全高調波歪率は0.08% を指してます。
(サンプリングの性質上約50kHz LowPass ∞ ?)
次に周波数特性を見てみます。
レベルを1/10 の100mV (-20dB )入力にして
周波数をゆっくり変えてみました。

1kHz

10kHz

40kHz
20Hz ~40kHz 間でフラットですから優秀です。
このサウンドI/F はマイク入力を持ってまして、
そのことに最近気づきまして、
大昔に買った安物のステレオマイクをつないでみると、
ノイズも少なくいけます。
雷を録音してやろうと待ち構えているのですが、
私の街は豪雨もなく今のところ平穏で・・・・・・
そのマイク入力

無入力:残留雑音はこれで見るとひどいです。
なんか聴感上の印象とかなり違います。
2016 06 09:追記
このFFT は1/N oct (オクターブ)バンド幅で測定しているのではなくて
周波数を等分割して測定しています。
このため低域に向かって3db/oct でレベルが上昇しているんだと思われます。

LINE 入力時と同じようにクリップレベル(最大入力)を調べてみます。
入力電圧が9mV 近辺ですが、ファンクションジェネレータの下限近辺での測定なので、
ノイズがすごいですねぇ。
(測定系の問題かも?)
このときWaveSpectra は0dBV を指してますから、
このサウンドI/F のマイク入力の基準スペックは、
入力感度-40dBV 利得40dB
と推測されます。
今回のWaveSpectra の指示値が実際値に適合していることは、
色々便利です。
で、マイク入力の周波数特性を入力5mVrms で確認。

1kHz

20kHz
可聴帯域でフラットなので優秀。
音場測定(再生される部屋を含めた音響測定)では充分な性能を有してます。
もっとも音場特性でのマイクはコンデンサータイプが殆どなので、
マイク電源(ファントム電源)をどうするかの問題は残りますが。
雷
はやく鳴らんかなぁ
2014 08 04
SoundBlaster X-Fi Surround 5.1 Pro の最大入力は
LINE で2Vrms、MIC で180mVrms でした。