吉村昭 虹の翼
ライト兄弟が初めて飛行機で空を飛んだ(1903年)10年以上前に
ゴム動力の模型飛行機で自力滑走後、
空中へ舞い上がった飛行器を作った二宮忠八という人の話。
航空力学や流体力学もない、
そして海外の知識も入ってこない日本で、
独自の観察や考察で空を飛ぶ人工工作物を作った人の物語。
物語の当時の時代背景、日本と朝鮮や中国との史的な事実の経過が淡々と語られる。
こんな殆どノンフィクションな文学が読める。
それは日本人であって良かったと思いしらされる。
抑制された表現が呼ぶ静かな感動が、
吉村昭の物語のすばらしさ。
京都の八幡市に二宮忠八が創建した飛行神社がある。
虹の翼
文春文庫
2012年6月10日 新装版第1刷
ゴム動力の模型飛行機で自力滑走後、
空中へ舞い上がった飛行器を作った二宮忠八という人の話。
航空力学や流体力学もない、
そして海外の知識も入ってこない日本で、
独自の観察や考察で空を飛ぶ人工工作物を作った人の物語。
物語の当時の時代背景、日本と朝鮮や中国との史的な事実の経過が淡々と語られる。
こんな殆どノンフィクションな文学が読める。
それは日本人であって良かったと思いしらされる。
抑制された表現が呼ぶ静かな感動が、
吉村昭の物語のすばらしさ。
京都の八幡市に二宮忠八が創建した飛行神社がある。
虹の翼
文春文庫
2012年6月10日 新装版第1刷
![]() 虹の翼新装版 (文春文庫) [ 吉村昭 ] |