戯れ言葉

吉村昭 虹の翼

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ライト兄弟が初めて飛行機で空を飛んだ(1903年)10年以上前に
ゴム動力の模型飛行機で自力滑走後、
空中へ舞い上がった飛行を作った二宮忠八という人の話。
航空力学や流体力学もない、
そして海外の知識も入ってこない日本で、
独自の観察や考察で空を飛ぶ人工工作物を作った人の物語。
物語の当時の時代背景、日本と朝鮮や中国との史的な事実の経過が淡々と語られる。
こんな殆どノンフィクションな文学が読める。
それは日本人であって良かったと思いしらされる。

抑制された表現が呼ぶ静かな感動が、
吉村昭の物語のすばらしさ。
京都の八幡市に二宮忠八が創建した飛行神社がある。

虹の翼
文春文庫
2012年6月10日 新装版第1刷


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Comments 2

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シロプリ  

飛行神社って案外近い所に有るんですね。
是非尋ねてみたいと思います。
それと、クロスバイク!
下調べを始めちゃってます。
ネットで調べたり、ダイワ自転車、アサヒサイクルなど廻ってます。
こうして色々と調べ始めると、家内も徐々に諦めてくるのです。
但し、全てお小遣いで・・・!

2014/07/28 (Mon) 21:20 | 返信を書く |   

hige  

飛行神社をご存じでしたか。
私はこの小説で初めて知りました。
チャリンコも奥深いですね。
私のGIANTは台湾製で、販売店も多いようですが、
町中の自転車屋さんではその店で購入してないとパンク修理してくれない店もあって、
できれば近所の店で買いたいものです。
ダイワやアサヒといったチェーン店でない店の店主は色々こだわりがあるようです。
私は日本製ブリジストンのAnchorが欲しかったのですが、2014年バージョンからはめっちゃ高くなってます。
あと、走り出して2ヶ月あまり。脚力はそれなりに付いてきましたが、持久力は付きませんねぇ。
若いお母さんのママチャリに勝てません。

2014/07/31 (Thu) 15:39 | 返信を書く |   

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