吉村昭の平家物語
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
たけき者もついには滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ
で始まる平家物語を読むことなどないのだと思ってましたが、
たまたま本屋でこんな本がおいてまして
講談社文庫 『吉村昭の平家物語』 吉村昭著 2011年11月25日第6刷
喜久屋書店で買ったのですがどこだったか覚えてません。
私がいつも立ち寄る本屋ではこの本を見たことがありません。
吉村昭や、柳田邦男とか、殆ど読んでしまって
もう新たにこの人たちの本に出会えることがないのだというのは、
なかなか寂しい事なのです。
で、
この本との出会いはちょっと衝撃的でした。
ばりばりのノンフィクション作家の古典作品翻訳!!!
興味がそそられて即買い!
で、こんな本をちゃんと置いている喜久屋書店ってすごい。
--------------------------------ーーーーー
平家全盛
祇園精舎の鐘の音には、諸行無常の響きがある。
栄えた者も、おごりたかぶればかならずほろびる。それは、吹く風の ・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
吉村昭の平家物語の冒頭です。
私はあとがきが大好きですが、この本では 解説 となってまして、
清原康正(文芸評論家)の解説がすばらしい。
もともと少年少女文庫のために書かれたものだということですが、
『平易な現代文にするよう心がけはしたが、一定の限度をこえることはしなかった。
少年少女は、意味のわからぬ単語に出会い、その意味を知ることによって豊かな知識を得てゆく。
少年少女におもねることは、知識の蓄積をさまたげるだけで、かれらに不適切だと思うのである。』
という、吉村昭の言葉を引用されていて、
なかなか含蓄のある言葉です。
この解説は中身の濃い、感動的な書評です。
いろいろ、意図して割愛された部分とか・・・・
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
たけき者もついには滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ
で始まる平家物語を読むことなどないのだと思ってましたが、
たまたま本屋でこんな本がおいてまして
講談社文庫 『吉村昭の平家物語』 吉村昭著 2011年11月25日第6刷
喜久屋書店で買ったのですがどこだったか覚えてません。
私がいつも立ち寄る本屋ではこの本を見たことがありません。
吉村昭や、柳田邦男とか、殆ど読んでしまって
もう新たにこの人たちの本に出会えることがないのだというのは、
なかなか寂しい事なのです。
で、
この本との出会いはちょっと衝撃的でした。
ばりばりのノンフィクション作家の古典作品翻訳!!!
興味がそそられて即買い!
で、こんな本をちゃんと置いている喜久屋書店ってすごい。
--------------------------------ーーーーー
平家全盛
祇園精舎の鐘の音には、諸行無常の響きがある。
栄えた者も、おごりたかぶればかならずほろびる。それは、吹く風の ・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
吉村昭の平家物語の冒頭です。
私はあとがきが大好きですが、この本では 解説 となってまして、
清原康正(文芸評論家)の解説がすばらしい。
もともと少年少女文庫のために書かれたものだということですが、
『平易な現代文にするよう心がけはしたが、一定の限度をこえることはしなかった。
少年少女は、意味のわからぬ単語に出会い、その意味を知ることによって豊かな知識を得てゆく。
少年少女におもねることは、知識の蓄積をさまたげるだけで、かれらに不適切だと思うのである。』
という、吉村昭の言葉を引用されていて、
なかなか含蓄のある言葉です。
この解説は中身の濃い、感動的な書評です。
いろいろ、意図して割愛された部分とか・・・・
![]() 吉村昭の平家物語 (講談社文庫) [ 吉村昭 ] |