AV装置の音が思わしくなくて音響測定してみる その5 PC内にノイズジェネレータ
前回の記事 の様にDAW用のVSTプラグインを使って私のAV装置の音響測定をやってきましたが、スマホのノイズジェネレータでは音量が取れません。ノイズジェネレータのVSTプラグインもあることなのでそれでやってみることに。
但し私はPCにSteinbergのオーディオインターフェイスUR22Cを使用していますので他の条件ではどうなるのかは判りません。
私が利用したノイズジェネレータのVSTプラグインはMeldaProductionのMNoiseGeneratorです。Meldaのプラグインはインストールがちょっと厄介なので、Meldaプラグイン入門:プラグインのインストール・アクティベーション (ペロリーパー PeloREAPER)さんのサイトの説明が判りやすいと思います。私は64bit版を利用していますのでインストールされたプラグインはC:>Program Files>Vstplugin>MeldaProductinフォルダーに展開されています。このフォルダーの中のToolの中にノイズジェネレーターのプラグインがあります。
VSTホストのCantabile LiteにMNoiseGeneratorを追加した状態です。私は通常はマイクの音をモニターイヤホンで聴きたいのでSPANのStereo OutからOutput PortのMain Speakersへ接続していますが、これは切断します。
MNoiseGeneratorのStereo OutをOutput PortのMain Speakersに接続します。
MNoiseGeneratorのアイコンをダブルクリックして
MNoiseGeneratorの設定をPink noiseに。
今回SPANはこの様な設定にしてみました。2ND SPECTRUMを表示させ、そのTypeはMAX。Smoothは1/48 OCTに。これでオーディオインターフェイスのMAIN OUTPUTからノイズが出力されます。
ノイズジェネレータの信号を直接観測したい場合は、オーディオインターフェイスUR22Cに付属するソフト:dspMixFx UR-Cを立ち上げてLoopbackをLive CastにすればPC内の音がオーディオインターフェイスの入力に戻ってくるので
こんなかんじでピンクノイズが表示され周波数帯域がフラットなのが判ります。
以前使っていた WaveGene もこんな感じに使用できます。
RX-S602のDirect(内蔵補正をOFF)
現状の設定。2kHz付近はもっと上げたいですね。
ちょっとした音質差は測定に乗ってこないのでどうしても耳による確認は必要かもです。又私の様な老人が設定した音は高音がきつすぎて若者には向かないかも知れません。6kHz以上とか単音では聞こえないし。聞こえない高音をなくすと聞こえないはずなのに音質が変わってくる不思議。
と、やってきましたが、聴感上で感じるほど測定には乗ってこないのでどうなのかようわからんのですのよねぇ。
なおサブウーハーにはPEQが噛んでます。
(^-^;