戯れ言葉

ウイーンブリッジ正弦波発振回路を作ってみる その8-2 ごたく

カテゴリ:ウィーンブリッジ発振器
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 発振器の出力回路が平衡である必要があるのかということですが。
 自作のマイクアンプも、そうですが、音響設備という分野ではマイクレベル(-60dB近辺)だけでなく、ラインレベル(-20dB~+4dB)回路でも平衡なのが当たり前です。
 で、発振器としては平衡の出力も欲しい所です。
 どちらにしろ、今回は発振器の終段にバッファを追加するわけですから、Dual オペアンプIC を使うのが普通で、不平衡出力であれば、アンプが1ヶ余ります。
 なんか、あるサイトで余ったアンプを利得ゼロで繋いでいる回路を見たりしますが、これって意味がないと言うよりは、性能を悪くする方向にしかならないので、普通はこんなことはしません。

0340 BallanceAmp pro  アンプが2ヶあれば平衡アンプを実現できます。
 右図は実際に使用されている某メーカーの平衡出力回路です。
 回路定数から利得は0dB で設計されていることが解ります。
 この回路は現行で使用されている回路なので危うさがありません。
 あとで詳述しますが、この出力を不平衡結線にしても障害はないそうです。

0630 Anothor  こんな回路がネット上で拾えます。
 しかも利得はRb01とRb02で決めることが出来ると云うことです。
 (注:Rb03,04を同じ値で変更する? 2015/04-07 )
 残念ながら、製作例はヒットしません。
 上記の回路図に比べるとかなり簡単なので、この回路がうまく動作するのであれば,利得20dB で使用したい。
 この時出力レベルは10V を確保できます。
 ただ、当然残留雑音+歪率は悪くなります。
 この回路で出力を不平衡結線した場合(出力側がGND とショートした場合) の弊害はわかりません。

 平衡回路のことでちょっと微妙な問題があります。

0641 Transe Ballanse  右図はトランスによる平衡入力回路です。
 右上図はトランスによる一般的な平衡回路で、信号用のH,C の2線はグランド(アース)から浮いています。
 右下図は、それより以前(40年ぐらい前)に行われていた平衡回路で、平衡回路側のトランスのセンタータップがグランドに落としてあります。
 ところで、コンデンサーマイクに電源を送る(ファンタム電源)ときにはこのセンタータップから+電源を送り込むので、ちょうど右下図の様な形にはなります。

 平衡の回路を不平衡にしたい時、右上図では単純にC をGND に接続すれば良いのですが、右下図の場合はC をGND に落とすとトランスをショートする形になるのでやっかいです。
 右上図の場合は接続するコネクタの結線上でどうにでもなりますが、右下の場合はトランスを搭載している機器側でセンタータップをGND から切り離す処理が必要になります。
 で、右上の形にするのですがコンデンサーマイク等のファンタム電源内蔵型の場合、一般マイクとの切替には注意が必要です。
 最近は、トランスを使用しない電子バランスが一般的です。
 入力側は差動入力で実現できます。ちょうどセンタータップがGND に落ちているのと同じような格好です。
 ただ、トランスとは違って差動入力の場合は片側がGND に落ちても問題にはなりません。
 問題は電子バランス、平衡の出力側の場合です。
 平衡出力回路例に不平衡結線云々を書いたのはこのことです。
 もろに、-出力側がショート状態になります。

 ただし汎用機器ではないので、何らかの手法で解決できそうではあります。

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2011/03/05 (Sat) 00:47 | 返信を書く |   

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