VSCodeのW3CValidationが機能しなくなってたのをこうしたという話
この記事はWindows10での事を書いてます。
Visual Studio Code (以下 VSCode )の拡張機能(Extension)で W3CValidation という機能があるのですが、最近のVSCodeでは、VSCodeとJAVA 双方のバージョンアップがあった影響で以前のままの設定では旨く機能しなくなりました。
こんな風な Java runtime could not be located.
というエラーが表示されます。
それがやっと解決しました。で、色々設定が増えたのと、ちょっと嵌まってしまった事があったのでそれも含めて書いておきます。
過去記事の VSCodeでHTML5とCSS3の文法をチェック(W3C Validation) が他ブログで紹介されていて、見に来られる方がおられることもあったので余計に抛っておけなくなりました。
最新のJava のインストール
まず最新版のJavaをインストールします。セキュリティ上、最新版をインストールすることは避けられない作業でしょう。Java SE Downloads のページで必要なJava の JDK をDLします。この記事を書いている時点では
Java SE 13.0.2 が最新と表示されています。DOWNLOADをクリックすると各OSに対応したファイルが表示されるので、必要なファイル(.exeファイル)をDLします。
これをインストールするのですが、すでにJava がインストールされていて、インストール自体が始まらない場合は、既存のJavaをアンインストールします。私の場合はそうでした。
その後、念のためPCを再起動。
他のJAVAが必要な場合は・・・・ ごめんなさい。私には解りません。(zip ファイルをDLして、解凍しProgram Files の中に新しいフォルダを作成しそこへコピーする。という記述を見かけましたが、検証はしてません。)
Win10 の環境変数の設定
VSCodeでW3C Validationという拡張機能をクリックしてみると、こんな表示が出てきます。
あれま!! for Windows と言う所になんやら気になる英語が。私は英語はさっぱりなので、翻訳するのに、これを選択してコピーしグーグルの検索窓に貼付けます。(グーグルの検索でなくても多分OKです)
こうするとグーグルの翻訳機能が使えます。
検索窓の文字を全て選択(Ctrl+a)して、右クリックするとGoogle翻訳が使用できます。
これなら理解できます。でこれに従ってWindows10の環境変数を設定します。
[コントロールパネル]→[システムとセキュリティ]→[システム]→[システムの詳細設定]→[環境変数]と辿ります。
この辺はWindows10のバージョンによってメニューが結構変わるので困りますね。
ここで[システム環境変数]で[新規]を選び、変数名に JAVA_HOMEと入力し、変数値にJavaのインストール先を入力します。[ディレクトリの参照]で選択してもOK。
私の場合は C:\Program Files\Java\jdk-13.0.2 となります。
次にPATH環境変数の設定ですが、ここが 肝!。
説明書には単にPATH環境変数に ;%JAVA_HOME%\binを追加と書かれてますがこの方法では旨くいきません。まるまる三日つぶれました。で、ヒントがどこかのサイトにあったのですが、もうどこだか解らへん。
こうやってPATH環境変数を編集するのですが
新規ではなくて[テキストの編集]をクリックして
変数値の一番前に %JAVA_HOME%\bin; を挿入します。すでに登録されてる C:\Program Files (x86)\Common Files\Oracle\Java\javapathよりも前に%JAVA_HOME%\bin;が書かれてなくてはならないらしいです。
環境変数はすぐに適用されるのでPCの再起動は不要です。
VSCodeの基本設定
VSCodeの基本設定(Settings.json)は、
"vscode-w3cvalidation.javaHome": "C:\\Program Files\\Java\\jdk-13.0.2"
となります。
やれやれ、やっと解決した。
追記
令和4年(2022年)6月5日のVSCodeの拡張機能W3C Validationが最近動きません の記事に書いた様に2022年6月の時点で機能しなくなってます。この追記投稿時点ではW3C Web Validatorという拡張機能に乗り換えています。