雨月物語とか 最近読んだ本
さまざまな文学の合間に出てくるので
どんな物語なのか
気になってまして
じじいになって
ようやく読んでみようと。
どうも原文は江戸時代に書かれていた
漢文 のようで
それでは私の手に負えませんので
現代語訳を探したのですが
円地文子氏の現代語訳が出版されてます。
円地文子氏の訳なら間違いないと
NETで検索しても
もう絶版で中古しかありません。
度々出会う絶版の壁!
中古本のなかには¥4,000-とかの値がつけられてるものもあります。

そんな中
文庫本で¥1,000-くらいのがあったのでそれを購入しました。
なんと初版本(2008年7月)です。
とは言っても何刷まで発行されたのかは不明ではあります。
すこし色焼けはしてますが
きれいです。
で
おどろおどろしい世界
とか
を満喫しました。
こんな本が
日本の古典への道を開いてくれるのです。
竹田恒泰氏の現代語古事記の様に。
こんな本は増刷しても売れないんでしょうが
こうして時の流れの中に
埋もれていくのが
かなしい。
絶版と言えば
青柳いづみこ
の
モノ書きピアニストはお尻が痛い
という本も絶版になってます。

ずいぶん前に読んでて
誰かに貸したのですが
案の定、帰ってきません。
そんな絶版の本を
どこで見つけたのか忘れたのですが
最近見つけて再読したのです。
ドビュッシーについての造詣が深く
曲、曲にそんな意味が込められているのかと
聞き直します。

古典と言えば
伊勢物語なんてのも思い出します。
で、黒鉄ヒロシが
マンガで描いてるのがあったので
買ってみました。
これが私にはダメでした。
一コマごとに元の文章と
それを現代語に訳した文と絵が
交互に描かれているのですが
なぜか内容が全く頭に入ってきません。
多分
一コマごとに話が分断され
さらに説明的な現代語訳が割って入ってくるので
流れとしてのお話の面白さが
伝わらないからだと思われます。
さらに
黒鉄ヒロシ氏のキャラクタの面白さが
際立ってしまって
原文の世界を壊してしまってる様な
気さえします。
原文は原文でまとめていっきに掲げておき
マンガ付きの現代語訳も
まとめて配置されてる方が
私的にはうれしかったと思われます。

最後に
話を聞かない男、
地図が読めない女
こちらは未だにベストセラーだそうですが
誰かに進呈したので
自分用にまた買ってしまった。
なかなか読んでいてにんまりさせられる本で
そうなんだよねぇとうなずくことしきり
この本を読んで
男とおなごの差を知っても
相手を認める言動をしない
狭量な私がやっぱりいる。