A47 ボルテージフォロア ヘッドホンアンプ
前回のヘッドホンアンプの記事 でボルテージフォロアにすればという話ですが、こんな回路になるのか と。 位相補正は出力から負入力へのNFB 抵抗に並列に抱かせたコンデンサで効かないので、正負入力にCR を入れるんだそうです。こんな回路はみかけないので、メリットはないんでしょうか。蛇の目基板(ユニバーサル基板)でやってると、ちょっと変更してみたいとき、部品の交換が大変です。で、感光基板に手を出してます。基板製...
ヘッドフォンアンプの利得
前回の測定や自作ヘッドフォンアンプの製作の結果、 ヘッドフォンアンプの電圧利得はどれぐらい必要なのか。 という話です。 通常のデッキ(CD ,DVD )やチューナーなどの定格出力電圧は、 -20dBV ,0.1Vrms のものが殆どで、 プロ用機器では0dBm (2dBV )を定格としているのが常識です。 そこでヘッドフォンやイヤスピーカが どの程度の入力が必要なのかと言うことですが。 私がいつも使ってる安物の範疇に入る カ...
自作A47ヘッドホンアンプの物理特性
(訂正:R106,206 は22Ω)上記回路は私が以前作った A47ヘッドホンアンプ の回路図で,これは こちらのサイト を元に私なりの変更を行ったものです。なお回路図中の赤色の素子は原回路図通りの位相補正の為のCR です。ファンクションジェネレータも買ったことなので色々と測定してみることにしました。 測定系の系統図です。この図以外にヘッドフォンアンプの入出力にはオシロスコープを接続しています。ヘッドフォンアンプ...
ヘッドフォンアンプ A47 その7
状態変数型発振器のテストで使って チンチンに焼けてベークの焼けた匂いさえした LT1364 を差してみました。で、Alban Berg のヴァイオリン協奏曲ですが、ちゃんと音が出てます。タフなIC ですねぇ! OPA2134 との音の比較ですよねぇ・・・・・良く分りません・・・でも異常なく普通な音はでてます。で、ここで 笑 とか w とかを続けて書くのが一般的らしいですが、私は書きません。本当は10kHz以上の方形波を突っ込んでオシロ観...
ヘッドフォンアンプ A47 その6
色々クラシックの手持ちCD を聞きまくってますが、 私の大好きな マーラーの大地の歌 バーンスタイン指揮のCD もいい感じです。 イヤフォンの方が私の持ってるスピーカシステムよりいい音がします。 評判のヘッドホンなどは、スピーカより遙かに安いので買ってみたくなりますねぇ。 また、よくネットで騒がれているOPAMPによる音質差にはまだ挑戦していないのですが、 どんなに音質が変わるのか楽しみです。 あと、発振器...
ヘッドフォンアンプ A47 その5 最終回路 入力PADを入れた
(訂正:R106,206 を22Ωに訂正) とりあえずの最終回路図です。 聴感上で音量調整したPAD が入ってますが その減衰量は20dB オーバーになってますので、 アンプのゲインは1のユニティゲインで良いのかもしれません。 ただ、私が聞いているのはイヤホンです。 本来のヘッドホンの音圧がどうなのか良く分らないので、 とりあえずこのままにしておきます。 電源部の回路です。 ブリッジ部の文字 “ ~ ” が化けてます...
ヘッドフォンアンプ A47 その4 組上げたが動かないのでこうやって攻める
なんのチェックもせずにわさわさと組上げて 火入れ式。 電源スイッチを入れると、その時左チャンネルからポコっと音が出るきりで、うんともすんともいいません。 ショックで一週間放置です。 なんとか気を取り直して本日チェック。 このヘッドホンアンプの入力に、PC から竹内まりあの音楽CDを放り込んで、イヤホンをミニジャックに繋ぎ、標準ジャック側をPCに繋いでWaveSpectra で監視します。 この前準備段...
ヘッドフォンアンプ A47 その3 ケースの加工と内部配置
平日の夜はパネルの配置や、パネルカット:穴開けの寸法を決めていってます。で、土日に一気にケースの加工と行きたいところです。 この図から、いつものようにパネルカット用の図面と文字部分の図面を作りまして、最剥離可能なラベルにプリンターで打ち出し、それを貼り付けてパネル加工します。 千枚通しをセンター位置でぐりぐり押しつけて記したところです。アルミは軟らかいので、こんなものでセンターポンチ代わりになります...
ヘッドフォンアンプ A47 その2 基盤の制作
アンプ部の基板をやっと作った。 今回作成した回路図で茶色の一点鎖線内が基板内の回路です。 +IN の入力に2本の抵抗がパラに入っているのは、入力オフセット電流の影響で出力に DC が出ないようにしたためですが、不要かもしれません。 位相補正の10pF のコンデンサーは積層セラミックを使用しました。 デジカメで撮ってこうやって拡大すると10pF かもですが、他...
ヘッドフォンアンプ A47 その1 全体の検討と電源基盤の制作
まえせつ ( 前説 ) ネットを賑わしているヘッドホンアンプを私も作ってみます。 とは言え、私はヘッドホンは今は持ってませんで、 大昔にSTAX のコンデンサーヘッドホンを持ってましたが、 片方の音が出なくなってほかしてしまいました。 100V以上の高電圧で駆動していたような記憶があります。 その音は、なにか当時のスピーカで聞く音とは別次元の音で、 軽くはねる超低音や、ふんわり包んでくれる柔らかな弦の臨...
パーツとかアンプの配置やデザインとか
日本橋(大阪はにっぽんばしと言います)へ出かけて マルツパーツ館で、なんか中途半端に買い込んできました。 タカチのMB-12 という廉価版のケースはヘッドフォンアンプのトライ用で, TOYOZUMI の電源トランス 6V0.2A×2 とかケミコンもその流れです。 なんてものを作ろうと企ててます。 ヘッドフォンアンプのケースと言えばタカチの HEN110420 が定番で その作例のひとつですが、 使用がってを考えると こんな配置...