ウイーンブリッジ正弦波発振回路を作ってみる 差動リミッタその2
なんとなく差動リミッタのもと記事を眺めてまして、その記事に出てる高調波の図ですが、 3次歪みが主要歪みと云うこの記事で、よく見るとこの図では3次歪みが0.2Vぐらいでてますよう!。こりゃひどいですねぇ。歪率が数%!もともと歪率が問題なるような用途ではつかえねぇ ということでした。私のすごい勘違いです。 実験回路の再掲です。 WaveSpectra v.140 での測定結果で、出力電圧が 330mV の時2,3次高調波が-60dB ぐらい...
ウイーンブリッジ正弦波発振回路を作ってみる 差動リミッタその1
差動アンプで発振器のリミッタが実現できるという話。 出典は、CR発振回路の歪を抑える非線形増幅回路 です。 (2015 年現在、元記事は見当たらないようです。) (2018 10 22 復活してます) ウィーンブリッジでも可能だという紹介記事です。 色々すごい性能が書かれてますが、以前実験したところでは全然駄目でした。 LTspice というシミュレータを知った時、この回路をやってみるとこれは動く...
ウイーンブリッジ正弦波発振回路を作ってみる その9-13
flip-flop WORLD さんのサイトで、AGC用FET には2SK246(BL) が良いと書かれてます。たまたまこのFET が手元にありまして、以前ふとした間違いで買ったものです。で、これに変更してデーターを取り直してみました。50kHz~500kHz を除く全てのレンジで発振する様、VRtr1,VR1 を設定しなおしましたが、今回はVRtr2 はない方が良いデータが得られました。 前回の表に今回のデーターを入れて比較できるようにしてみ...
ウイーンブリッジ正弦波発振回路を作ってみる その9-12
前回の回路で引き続き、500~5kHz レンジの一番条件の悪い4kHz 近辺で、3ヶのボリュームを調整して、歪率も含めて一番良いであろう位置に調整します。で、この条件で全てのレンジで測定してみます。測定器と言ったって、大したものはありませんが。 測定ポイントはボリュームの最小位置と最大位置と、中間点は最低基準周波数の50% 増しの位置と5倍を超える周波数では100%増しです。ん? グラフ上の表現が変ですねぇ。図中、出力電...
ウイーンブリッジ正弦波発振回路を作ってみる その9-11
んな回路で色々調べてますが、発振回路の出力電圧はVR2 を調整して1kHz で5Vrms にしてます。発振器の歪の傾向をWaveSpectra で観測するのに、発振器に内蔵したアッテネータと出力ボリュームを調整してUSB I/Fへの入力電圧を1Vrms にするのが良いようです。この時のWaveSpectra での画像で傾向を見ます。ZD は回路図通りの品種ではなくて・・・です。OP AMP は例によってOPA2134 です。VRtr2 の可変抵抗がFET のドレイン・ソース...
初めてのLTspice
LTspice と云うシミュレーションソフトがあります。(シュミレーションと誤読してましたが、シミュレーションだそうで・・・・。)LTspice と云うソフトは、あちこちのネットでお目にかかるソフトです。ちょっと囓ってみました。でっ、これって結構楽しいソフトですねぇ。前から気になってた差動アンプの利得を3 にする回路定数が知りたくて、ちょこちょこっとやってみました。こんなソフトはそれなりのコツってのが色々いるはずで...
ウイーンブリッジ正弦波発振回路を作ってみる その9-10
ちょっと 致命的 欠陥が最初に検証しておかなければならなかった事。ここまできてから気づくのは、殆どアホですが・・・。例の2連ボリュームのギャングエラー(連動誤差)です。低歪に調整した時、周波数可変ボリュームの高い周波数のある範囲、ボリュームの抵抗値がかなり低い位置で発振が止まります。で、その範囲でギャングエラーがどうなっているのか調べてみました。ボリュームは COSMOS の RV24YG 20kΩ B です。 で、2連ボ...
ウイーンブリッジ正弦波発振回路を作ってみる その9-9
VR1 を調整して、歪率を最低にした時と 周波数を変えたときに安定して発振している時の値は、 それぞれ VR1 = 1.7kΩ ~ 2.1kΩ VGS = 0.5V ~ 0.64V 低歪にした時、発振が止まる辺りでの周波数可変用のボリュームの値ですが 1.595kΩ ~ 1.750kΩ 右図のTOPはWave Spectra の設定です。 またフォーマットは 96,000 s/s 24bit 全体の傾向をつかむためこの設定でデータを残しました。...
ウイーンブリッジ正弦波発振回路を作ってみる その9-8
組上げた状態で、一体どんな性能になってるのか調べてみます。でも、依然としてpoor な環境ですので低レベルな判断でしかありませんが。波形観測や歪率の傾向については、例によってWave Spectra で見てみます。 オーディオインターフェイスのSound Blaster X-Fi Surround 5.1 Proが、うまく動いてくれました。発振器の回路は下記のCQ 出版社のもので、R3 が半固定抵抗になってます。 図は発振周波数を1kHz。 発振器のアッ...
ウイーンブリッジ正弦波発振回路を作ってみる その9-7
< なでしこ、勝った!! >周波数カウンタ部以外を組上げました。一番上の基板はOSC 部で、この基板の左側がウィーンブリッジ発振部。右側はバランスバッファです。この基板は調整後、下の垂直に立てたアルミパネルに移動する予定です。 このLEADER LEAD のケースですが、タカチの場合と同じでシールド処理に問題があります。上からかぶせる部分が黒色塗装ですが、やっぱり内側にもご丁寧に全面塗装してあります。これでは、遮...
ウイーンブリッジ正弦波発振回路を作ってみる その9-6
電源部から ちまちま作ってます。 年取ってくると気合いが入る日がなかなか訪れなくて。 そんな毎日の中で、やっとこさ、電源部の基板を組上げました。 なんのこともない回路なんですが。 三端子レギュレータの7815 と7915 で+-15V を作ってます。 この+15V のあとに78L05 で+5V を作ってます。 この三端子レギュレータの入出力に入れるお決まりのコンデンサの0.1μF にWIMA を使ってます。 形状が小...
ウイーンブリッジ正弦波発振回路を作ってみる その9-5
先日に引き続いて、フロントパネルの加工です。 いつも通り開口部を再剥離可能な用紙にプリントアウトして、パネルに貼付、開口していきます。 四角の開口は相変わらず面倒です。 開口がすめば透明シールに開口部分と文字のみをプリントアウトして、 これをパネルに貼り付けます。 画像では透明シールの開口がすんでない状態で、 カット部分のピンクの印刷部分がかすかに見えると思います。 こ...